アルカリ洗剤

みんなが使っている強アルカリ洗剤まとめ

今回はみんなが普段よく使っている強アルカリ洗剤について解説していきます。
ではまずphで強アルカリがどの位置にあるか見てみましょう。

phについて

phとは水素イオン濃度の量で決まります。水素イオンH⁺が多いのが酸性、逆のOH⁻が多いのがアルカリ性になります。

OH⁻が多いほど(水酸化物イオン)アルカリのパワーが大きくなります。強アルカリのphは「ph12~ph14」が目安としてあります。

 

ph7が水で中性です。重曹ph8.5で弱アルカリです。セスキ炭酸ソーダ、過炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウムはアルカリ、それ以降のケイ酸ナトリウム、水酸化ナトリウムは強アルカリとなります。
重曹~炭酸ナトリウムまでは主婦の領域で一般的には「エコ」と言われています。phが低い分ダメージも少なく汚れを落とせますが、掃除屋からすると、「即効性に欠ける」のがデメリットとしてあると思います。油汚れや皮脂汚れを効果的に取り除こうと思ったら、やはり強アルカリを上手く使っていく必要があります。腐食性を考えながら出来るだけダメージ無く、CHAT理論を上手く使い汚れを取っていくのが掃除屋ですね。

今回は代表的な強アルカリをご紹介していきますね。

代表的な強アルカリ洗剤

①ニューケミクール(ニイタカ)

https://www.kankanhouse.jp/shopdetail/000000000246/ct67/page1/recommend/

アルカリの中では一番安い洗剤。ニイタカの「ケミクール」です。掃除屋さんは「ケミ」と呼んでいます。20Lで5600円で1L当たり280円です。安価なので多くの掃除屋さんが使用しています。

ケミはph11

強アルカリの範囲はph12~14なので、ケミは最も強アルカリに近いアルカリとなります。ph11にも関わらずパワーは強力。カンカンハウスの洗浄レベルでは次に出てくるph13.5のグリラーと同等のMAXレベル9です。ほんとかなぁ。(笑)

ケミのメリット・デメリット

ケミクールのメリットは安くて物に対してダメージが少ない。
デメリットとしては①phがやや低いので汚れの付き具合によっては工夫が必要。
トータル的に考えるとケミは優秀な洗剤と言えます。安いし、素材に対してのアプローチに危険性が少ないのは大きいですね。

phの低さはheatでカバー

CHAT理論のH(heat)温度を上げることで洗剤の効力が高まります。phの低さを投げ込みヒーターで温めてパワーアップさせることでカバーできます。

水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)を加える

苛性ソーダを少量混ぜることでphが上がります。4Lボトルに対してスプーン1~2杯くらいの苛性を添加するだけで、通常の強アルカリレベルのph13のケミを作ることができます。ただ苛性ソーダは腐食性がありますので、その点は注意が必要です。

②グリラー(横浜油脂)

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強アルカリで最強の強さを誇る洗剤です。特に油のデッピングはピカイチ。お風呂の皮脂汚れもヌルっと分解されます。

グリラーのphは13.5

phはMAXに近い13.5。非常に強力な洗剤です。成分は水酸化ナトリウム・カリウム。陰イオン界面活性剤・非イオン界面活性剤です。

水酸化ナトリウム・水酸化カリウムについて

成分についてですが、水酸化ナトリウム・水酸化カリウムについてはほぼ同等のphですね。値段としては水酸化カリウムの方が高く、水にさらっと溶けます。液体せっけんを作るときに使用します。固形石鹸は水酸化ナトリウムですね。水に入れたときによくかき混ぜないと溶けが遅いです。つけ置きバケツに苛性を足すときはそのまま足すとフレークが物に直で当たり、その部分だけ劣化してしまうので、溶かした状態でつけ込むのが通常です。

界面活性剤について

この非イオン界面活性剤というのは極性を持たないイオンです。イオンには陽イオンと陰イオン、両性イオン、非イオンがあります。ここで覚えておくことは「陽と陰はパワーを打ち消し合う」ということです。よく洗剤を混ぜるとパワーアップするといいますが、極性の違う界面活性剤を混ぜると効果が逆に弱まってしまいますので注意が必要です。ではパワーアップさせるために何を混ぜるのかというとこの「非イオン界面活性剤」になるんですね。

・グリラーは非常に強力な洗剤です。目に入れば結膜炎になる可能性があり、皮膚に付くと炎症を起こします。スプレーするとミストを吸って咽ます。

・非常に強力なので、特にレンジフード・レンジフィルターなどの塗装面は要注意です。ステンレスは大丈夫ですが、ホーロー、アルミも変色します。 

 

グリラーの価格

グリラーneoの価格は20Lで8900円なので、1L当たり445円です。これが標準的なラインだと思います。

グリラーのメリット・デメリット

グリラーのメリットは何といっても最強のパワー。パワーが強いので少しの希釈倍率でも十分。長持ちすると思います。その点ケミはグリラーと比べると減りが速い気がします。厨房油を取るときはこのグリラー一択だと思います。デッピング性が凄いです。

デメリットは強すぎること。ものに対しての腐食性、特に塗装面は劣化しやすいので注意ですね。あとは人体の影響も少なからずあると思います。希釈スプレーのミストを吸うと咽ますので、それを毎日となるとあまり良くない気がします。スプレーするときはマスクをしましょう。

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